明日は処暑。夏の暑さも終わりになる頃、というのに今日も暑かった〜〜
私はTVから一切離れて読書三昧。ポンダリ再視聴を人に勧めておきながら、
自身は見ず、ボム写真の整理も手つかず。申し訳ありませ〜〜ん。
でもネ、読書の方が楽しいねんもん〜〜
そして、河口慧海の「チベット旅行記」を再読。
何度読んでも慧海を通して、真理を希求・追求する、人間としての普遍の魂に感動する。
・・・で久々にボムス記事を検索したら、
ジンの撮影は酷暑下、しかも時代劇の扮装でたいへんだったそうですが、ご苦労様でした。
↓撮影も終了して、夏休みだからご近所の散歩?
ではなく、映画「共犯者たち」の試写会。ほんまにリラックスしてまっせ〜〜
★ ★ ★
(まだ)夏休みにつき、過去記事第三弾。
赤ちゃんボム
ボム坊やのおめめはくりくりで、かわいい〜〜。ソウルちゃんはママ似かな?
彼女が生まれて、確か今日(6月8日)で100日ですね。
韓国では赤ちゃん誕生百日目に、韓国版お食い初めともいえる『百日=ペギル』
というお祝いをするそうです。
子供が一生食べ物に困らないように、というお食い初めの儀式は、
日本では100~110日前後に行われ、箸始め、百日(ももか)とも言いますね。
韓国・ペギルの料理
日本・お食い初め膳
乳児の死亡率が高い昔、子供の誕生後100日まで神の子と考えられており、
100日めから改めて我が子となるのです。また、この日を離乳食の開始としたそうです。
お料理には、韓国ではわかめスープが、日本では鯛の尾頭付きが必須でのようですね。
ちなみに、関西では必ずタコ付き。
トル
トルは子供の1才誕生日のお祝い行事。
そのときに、「トルジャビ」といって、子供の将来を予測させる風習があります。
じつはそのトルジャビが、日本にもあるんですよ〜〜
一生餅 選び取り(将来占い)
昔は数え年だったので、誕生日祝いというのはなかったそうですが、
1年目だけは、盛大にお祝いしたそうです。
背負い餅
一升の(子供の名前入り)餅を子供に踏ませたり,背負わせたり。
一生丸く円満で、苦労に負けないように、ということですね。
そして、子供の将来を占う選び取り。つまりトルジャビですね。
伝統的には、お米・算盤・針・筆・・・を用意しました。
これらを選んだ子供の将来は=算盤は商人、筆は学者など、見当がつきますよね。
現代では、選び取り用品が財布に電卓・文房具・運動道具とより豊富になり、
親の希望は際限なく大きくなるようです
これらの行事は、東北・山陰・九州地方に今でも健在です。
ところで。
日本の伝統行事は、年々すたれていっているみたいですが、
韓国は、伝統を守る意識がとても強いようです。
韓国映画・ドラマの中にも伝統行事場面がよく登場して、とても気になっていました。
でも私は韓国事情は疎いので、本と、あとは在日韓国人の友人から教えてもらいました。
なので間違いもあると思うのですが、それはごめんなさい。
告祀(コサ)
『オン・エアー』のドラマ内。チャン・ギジュンが成功祈願しています
ボムは、左手を右手に添えていますね。
目下の者が目上の者に対する(この場合は神様に対して)韓国特有の挨拶。
大阪ファンミで、ボムは私に対してこの挨拶をしてくれ、うれしかった!!
告祀は、竣工式・上棟式・新事業・映画興行・新車購入時の安全や、
成功を祈願する行事の一種です。本来は旧10月に行ったもの。
1)農村では五穀豊穣 2)漁村では大漁帰船
そして、一族の家内安全を家神に願う行事が、前記のように変化したそうです。
『スンピル失踪事件』成功祈願
まず、豚頭の口にお札をはさむ=食べさせます。
お札が多いほど好いのはもちろん、豚顔も笑い顔の方が好い。
だから笑い顔豚のレンタルもあるとか・・・
豚を尊び祭祀に使用するのは、中国・雲南地方からの伝来だ、と(私は)思います。
ボムス。神前では、帽子と靴を脱いでいますね。
マッコリ(韓国・最古の酒)を注いでもらっていますね。
他のお供えは、シルトク(蒸し餅)スケソウダラ・ナムル・果物など。
イ・ジュンギも〜〜
『一枝梅=イルジメ』ですね。 ああ〜〜ジュンギちゃん!
マッコリって美味しいの? 私は顔に似合わず下戸やから、わからへん。
神様に土下座をして、敬意を払います。
日本人は(特に政治家などは)安易に土下座しますが、
中国も韓国も、土下座というのは最高級の礼儀なので、
神前以外は皇帝や親の前、及び墓参の際にしかしないものです。
香港式・告祀
花ギャン3の成功祈願
中国本土では映画成功祈願の儀式=迷信ということで行われないようですが、
香港は伝統が残っていますね。偶数を尊ぶ中国。お線香は必ず2本挿します
祭祀(チェサ)
韓国の祭祀=チェサは、ご先祖供養のこと。旧歴8月5日の秋夕(チュソク)が有名ですが
他には、旧正月にする茶礼。先祖の命日にする忌礼。
旧3月10日、男性のみにてする時祭。とあるそうです。
お供えには、ソンピョン(うるち米もち)クック(煮込み)ジョン(天ぷら)
シッケ(麦芽飲料)ヤッカ(お菓子)果物やその他もろもろ〜〜
告祀を含めた韓国の祭祀は、家神に供える食物がとても重要です。
本来、祭祀をしきるのは一家の主婦。
祭祀を行う半年前から精進潔斎をして、祭祀料理造りに臨むもの。
私は韓国の祭祀事情は全く知りませんが、在日の友人によると、
本国ではかなり簡素化されていて、むしろ日本の在日社会の方が継承されているとか。
異国に住むからこそ、伝統にこだわるのですね。
さすがに精進潔斎まではしないけれど、祭祀の準備は全て女性が担うので
そのあまりの煩雑さから、彼女は祭祀前後になると憂鬱になり、家出したくなるそうです
でも祈り、伝統を守る姿は美しいですね。
「今の若者は、伝統や老人を軽んじてなさけない」・・・とは
4000年前の中国人がすでに発していた言葉。
若い頃は伝統習俗を煩わしく、忌避さえした私も,人間半世紀以上やってきて、
その伝統が、なぜ受け継げられてきたのかを、やっと理解するこごができ、
今では「若者はなっとらん〜〜」などと言うおばさんになってますが、
神社仏閣をめぐっては、自然に手を合わせるようになりました。